グループ内の各拠点で頑張る社員の対談企画「chao!」。
今回は、憩いの街で理学療法士として働く藤田さんと理学療法士・生活相談員として働く吉田さんの対談です。
藤田(以下、ふ) 「憩いの街」は介護老人保健施設で、入院されていた方の体力や認知能力を回復させて自宅で生活していただくことを目指してリハビリをする施設です。施設に通っていただいている方や入居されている方が、今後安心して自宅で過ごせるように、我々リハビリスタッフとともに取り組んでいただいています。
吉田(以下、よ) 短い期間で施設を利用いただくショートステイもやっていて、受け付ける際には生活相談員としてお話を伺っています。自宅で過ごしていいただくためには、ご本人の生活に向けた能力だけじゃなくてご家族の受け入れ体制も大切です。自宅に戻るのが難しい場合は、他の施設に行かれる方もいますので、スムーズに移行できるように対応しています。
よ 憩いの街は、LTSグループの中で唯一の施設形態であり、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士とリハビリできる職種が揃ってさまざまなプログラムに取り組めているのは、大きな特徴だと思います。リハビリスタッフと1対1でリハビリに取り組んでいただくほかに、ユニットごとに集団リハビリを実施しています。集団リハビリでは、体操やゲームや歌などを週に1時間くらい、各ユニットを週変わりで回っています。
よ リハビリは楽しく取り組んでいただくことが大事だと思います。無理やり参加してもらうことはせず、楽しく体を動かして、声を出していただくことが一番ですね。リハビリ中の些細な会話から笑顔を引き出すことを考えています。相撲が好きな人なら相撲の話をしますし、「まだまだ寒い日が続きますね」って季節の話もします。
ふ そうですね。それぞれ歩まれてきた人生があるので、その方がされてきたお仕事や生活に合わせたお話をするように心がけています。それに、名張地域の方には関西圏の「ボケとツッコミ」みたいな文化があるように思います。例えば「リハビリを見学させていただいてもいいですか」とうかがうと、「見学は100万円」という方がいらっしゃって、「出世払いでお願いします」と答えると、「よっしゃ、その代わり利子付きになるで」と答えられるんです。さすがに初対面でそんなやり取りはできませんから、お互いのことがある程度わかっていて、信頼し合った状態だから言えるのかなと思います。こういうコミュニケーションをとっているときはお互いが笑顔でいいと思うので、続けていきたいですね。
よ 個別リハビリって、黙々と取り組んでいるイメージかもしれないですけど、そうやってお話をしているので訓練室はけっこう賑やかですよね。
ふ 集団リハビリでは、普段は、個別リハビリで自発的に動こうとしない方でも、自然に体が動くようになりますね。お顔も優しい表情になる方もいらっしゃいます。
よ 利用者様同士、隣で運動している人がいたら、それを見て動いてくださいますよね。
ふ はい。かしこまった雰囲気じゃないですし、皆さんで連帯感みたいなのが生まれてきますね。集団の中で動いていただけるのは、個別リハビリでおひとりずつの能力を理解して、プログラムに取り入れているからなんです。だから、集団も個別も、どちらもやるとよりよくなりますね。
ふ 介護現場のリハビリや理学療法士の役割は、介護者の負担を軽くしていくことに繋がるのも魅力だと思います。介助はどうしても介護者の身体に負担がかかることが多いです。自分自身、理学療法士になる前は介護の経験もさせてもらっていて、介護される方のできることが増えれば、介護者の負担が減ると感じました。例えば、立てなかった人が立てるようになれば移乗の介助が必要なくなりますし、ご飯も自分で食べられるようになったら食事の介助も必要なくなりますよね。理学療法士になった今も、利用者様の身体をよくすることを通じて、介護に携わる方の負担も少なくして楽に介護をしてもらいたいという思いがあります。
よ 自分たちの対応は利用者様だけじゃなく、利用者様に関わる方にも繋がっていきますよね。我々機能訓練指導員を含めいろんな専門職の職員が一緒に働いているので、お互いの専門性を尊重しながら、やりがいを持って楽しく働いていけたらいいなと思っています。利用者様に楽しくリハビリを受けたりや施設で過ごしていただいたりするために、働く側も楽しく頑張りたいです。
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