弊社では、2019年から活用に取り組んでいる「バーセル・インデックス」。
福祉用具を利用する方が自分でできることを数値化することで、
福祉用具の導入効果を分かりやすく“見える化”する指標です。
6月21日(月)に東京都で開催された「第2回 福祉用具専門相談員研究大会」に
弊社のバーセル・インデックス活用に関する発表が演題の1つとして選ばれ、
桑名営業所の水谷主任がスピーカーとしてオンラインで登壇しました。
発表を終えた水谷主任から、その発表内容や今後のバーセル・インデックス活用について聞きました。
ケアマネジャーを訪問し、「モニタリングシート」をお渡ししながら報告を行う水谷主任。(写真は2019年撮影)
当社のモニタリングシートには、バーセル・インデックスの項目も含まれています。
―バーセル・インデックス活用の成果はどのようなところにありますか?
「バーセル・インデックス」は、福祉用具導入の効果を
分かりやすい指標(導入前後の数字の変化)で表すことができ、誰でも使うことができます。
根拠を持った提案が結果に結びついていることを証明する、福祉用具専門相談員の武器になり得ると思います。
―いい事ずくめに思えるバーセル・インデックスですが・・・
分かりやすい指標で誰にでも使える一方、「大まか」であるために課題もあります。
身体状況が安定するとバーセル・インデックスの数値としては変化がないことや、
ADL(着替えや歩行など最低限の日常生活の動作)は計ることができますが
IADL(買い物や電話応対などライフスタイルを反映した動作)や
認知症についてはカバーできていないことなどです。
また、パーキンソン病など日差変動の大きい方や、介護度の大きい方は、
バーセル・インデックスで扱うのは難しい部分があります。
日差変動の大きい方は、その日の症状によって大きく点数が左右されますし、
介護度の大きい方については、バーセル・インデックスが「本人ができること」を表現しているため、
時間が経過しても変化しにくいことが多いです。
福祉用具の導入においては、ご本人のできることを増やすだけではなく、
介護をする方の負担軽減も大切ですが、バーセル・インデックスではこの部分が表現されていません。
―そういったケースではどのように対応していますか?
そのようなケースに該当する方以外に対してもそうですが、
数字(バーセル・インデックス)のみで表現するのではなくて、口述で補足説明をしています。
指標や数値を活用するだけではなく、しっかりとご説明することも福祉用具専門相談員の専門性だと思います。
―研究大会に参加しての感想は?
発表者としては、本当に貴重な経験をさせてもらったと思います。
今回はリモートで発表させていただきましたが、
実際に東京の会場に足を運んで、壇上に上がって数百人の前で発表していたら・・・と想像すると震えますね(笑)
参加者としては、いろんな事例や視点の発表があり参考になりました。
社内でも事例の共有や意見交換を行いますが、自社では事例の少ないケースや
当グループが運営していない種類の施設での導入例もあり、そこは研究大会ならではでした。
たくさん刺激をもらったので、また気持ちを引き締めて日々の業務に取り組んでいきたいと思います。
―バーセル・インデックス活用に関する今後の展望や、今後取り組んでいきたいことは?
今はコロナ禍のため電話モニタリングを行っていますが、
これからコロナが落ち着いて訪問でのモニタリングを再開したら、
対面でしっかりバーセル・インデックスを活用して専門性をアピールしていきたいです。
また、これは個人的な意見ですが、
福祉用具の提案・選定を行う段階でバーセル・インデックスを計測できれば、
より福祉用具導入の効果が伝わりやすくなると思います。
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